会長あいさつGreeting
TRAVEL NAVI NAGANO
会長あいさつ
今年度から日本旅行協定旅館ホテル連盟長野支部連合会(以下日旅連)の会長になりました、渋温泉「歴史の宿金具屋」の西山平四郎と申します。
このホームページのコーナーを利用し、
(1)消費者の方
(2)行政の方
(3)日旅連の会員の方 に
情報発信、提案などを行い、観光及びそれに関係する方の一助になればと思います。
(1)消費者の方へ
まず「日本旅行」という旅行会社について説明させていただきます。
「日本旅行」は日本最古の旅行会社であり、リアルエージェント(支店を持ち、団体なども取り扱う)では常に全国ベスト3にはいっている老舗の名門旅行会社です。行政の信頼も厚く、今話題の自衛隊によるコロナワクチンの大量摂取・運営を民間に委託したと一時期マスコミに中傷めいた報道をされましたが、実は「東京」については「日本旅行」が集団接種の運営を請け負っていたのです。「餅は餅屋」、通常は大きければ何万人という大集団の集会や旅行を請け負っている会社です。失敗の確率はほとんどなく、トラブルがあったら大々的に報道しようと手ぐすねを引いていたマスコミもあまりの順調さにニュースにならず、しばらくしたら報道されなくなりました。「便りのないのは無事のしらせ」ではないですが、「日本旅行」の実力の一端を示すものです。もちろん規律正しく厳しい訓練を受けている実力のある「自衛隊」と協調した結果であることはいうまでもありません。
(2)行政の方へ
上記の東京における集団接種の運営実績によるものかわかりませんが、長野県においても、いくつかの集団接種の場所で「日本旅行」がお手伝いをすると聞きました。日本旅行が信頼できる会社だと思い応援しているひとりとして御礼申し上げます。また「Go To トラベル」につきましては、現在は確たるエビデンスがないにもかかわらず「コロナウイルス蔓延の主犯」のように言われ、中止のままになっています。
去年の4月5月の緊急事態宣言「ステイホーム」「県境を超えない」など「観光業」にとってはほぼ「ロックアウト」と同じ状況に追い込まれ、「売上」は「壊滅」といってもいい状態に追い込まれました。6月、7月の県民割も、それなりの効果がありましたがなんといっても7/22~12/27の間の「Go Toトラベル」です。壊滅から立ち直りまさに「ひと息つけた」状態にしてくれました。これは観光業界だけでなく地方の肉屋、魚屋、八百屋、米屋やガソリンスタンドとみんながこの恩恵を受けました。大企業の無い「田舎」にとって「観光」はもっともすそ野の広い業種のひとつだったのです。民間会社が「利益」を出し、法人税等の税金を国に納めなければ国は持ちません。各種の「補助金」を否定はしませんが、やはり大事なのはそこから利益が生まれ、当初の金額(GoToの予算)が何倍もの大きさになって国に戻る。
このシステムを早く再構築しなければなりません。去年のような高額の特典付きのGoToトラベルでなく、持続性がありかつ疲弊した消費者が旅行に行こうと思える施策。「呼び水」が必要です。ぜひ地方経済を立て直すためにも「Go Toトラベル」の一刻も早い再実施を強く要望します。
(3)日旅連の会員の方へ
本当に大変な時代が訪れました。毎日孤軍奮闘されている経営者、支配人の方も多いと思います。
本当に頑張っている皆様には、失礼な言葉になるかもしれませんが、昭和20年の敗戦の時を想像してください。ほとんどの方にとって、父、祖父の時代です。二千数百年続いた「神の国」が敗れたのです。天皇主権から国民主権になどすべての価値観が正反対になりました。日本国民が数百万人なくなり、国土も焦土と化し、米国の占領下におかれた。今はどうですか。コロナ発生から一年経った時点でコロナによる死亡者は1万人です。通常日本人は一年間で130万人死ぬと言われています。いかにコロナが一部の人間によりあおられているかがわかる数字です。実際この「あおり」により、我々観光業、また都会での飲食業はあらゆる業種の中でも最も大きな被害を受けています。しかしもう「嘆き」「怒り」はやめましょう。そのかわり敗戦の時私たちの未来を守ってくれた「父」「祖父」に挑戦しましょう。「挑戦の姿勢」をつらぬき、この「コロナ」と「風評」との戦いに勝利し、その背中を子どもたちに見せましょう。「虎は死して皮を残し人は死して名を残す」みんなで「名」を残しましょう。
日旅連 会長
渋温泉「歴史の宿金具屋」
西山 平四郎